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「小さいわね」笑われ強い恨み 妻子殺害事件で夫に終身刑 米
「小さいわね」笑われ強い恨み 妻子殺害事件で夫に終身刑 米 
米ニュージャージー州で、男が別居中であった妻とまだ幼いわが子の首を絞めて殺害した2015年の事件について、このほどその裁判がやっと結審した。

量刑は一生を刑務所で過ごさなければならない重いもので、注目されていた被告側の“ある訴え”はまったく意味をなさないものであった。

その妻子殺害事件は、2015年12月に米ニュージャージー州カンバーランド郡のヴァインラインドという町で起きた。

ニーディ・ラミレスさんと当時生後3か月のジェネシス・ラミレスちゃんの行方が分からないとして親族が警察に相談し、事件性を視野に捜索活動が行われた結果、フェアフィールド・タウンシップの自然保護区で2人の絞殺遺体が発見された。

この事件では、ニーディさんの夫リカルド・カリーヨ=サンティアゴ(現在37歳)が殺人罪で逮捕・起訴されていた。

ラミレスさんとジェネシスちゃんは暮らしていたアパートの部屋で殺害されたが、事件当時に夫妻が別居中であったことから、その理由についても注目が集まっていた。

カリーヨ=サンティアゴの弁護士はこの件について、「ペニスのサイズについてラミレスさんから嘲るような発言があり、これが夫婦間の大きなシコリとなっていた。ほかの男性とデートしている様子にカッとなっての犯行だった」と主張。

性生活においてプライドが傷つき、男としての自信を失った被告の内面には妻に対する押し殺されたような激しい怒りが増幅していったが、元々はとても献身的でよい配偶者であったと弁護していた。

すでに有罪答弁を済ませ、今年1月には有罪の判決が下っていたカリーヨ=サンティアゴ。

このほど州最高裁判所は被告に仮釈放の機会を与えない終身刑を言い渡した。

第二級および第一級殺人罪および遺体遺棄罪の3つの罪状に対し、2つについて終身刑、1つについて懲役10年の実刑判決が下り、これでは一生を刑務所で過ごすしかないという。

世間では、夫が妻に対して「貧乳で魅力がない」などと言って傷つけた後に別居となり、巨乳の女と浮気しているところを見つけた妻がカッとなって夫を…という逆の事件もないわけではない。

性生活や身体に関して傷つける発言があったこと、ニーディさんは他の男性とデートしていたことなどから、この事件については何らかの情状酌量も働くのではないかと関心が寄せられていた。

結審までかなりの時間を要した次第だが、この判決を見る限り、被告側が性生活の中でプライドをひどく傷つけられたと訴えても意味をなさなかったということがわかる。

妻、そして何の罪もない幼い命を奪った身勝手な男に対し、当然ではあるが判事はそんな情状酌量などまるで必要はないと判断したのであろう。
【日時】2019年05月04日
【提供】エトセトラ・ジャパン





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